学校いらない。
勉強したくない反抗期の中高生は
多かれ少なかれ、このように思います。
勉強だけ学ぶのでしたら、
塾や予備校の授業のほうがはるかに優秀な先生がいて
面白いし充分です。
では、どうして学校が必要なのでしょうか。
学校で学ぶことは○○だった
学校で学ぶことって
まず浮かぶのは勉強などの知識、ですよね。
いえいえ、他にもたくさんあります。
集団生活
礼儀などの生きていくために必要な事
子供のころから
「たくさん勉強をして立派な大人になりなさい」とか
「勉強していい学校を出ないと幸せな生活を送れないよ」
と言われました。
「たくさん勉強した大人が立派なの?」とか
「幸せなのはいい大学を出た人だけなの?」と、
私は反発してました。
大人になってみてわかったことは
「たくさん勉強した大人でも必ずしも立派ではない」
「大学を出たからとはいえ幸せにはなっていない」
という残酷な現実です。
しかし、
勉強で得た知識は生活を豊かにします。
知らないより知っていたほうが楽しい。
知らないで損をすることが山ほどある
ということが、わかりました。
自分のために、勉強はしておいたほうが
絶対に得をすることは絶対的な事実です。
⇒勉強する意味をもっと詳しく
そして、いい学校に行くと人脈が違います。
自分の知らないもっとずっと広い
上の世界を観ることができます。
勉強が役立った実例その1.
地方の県立大学から東大に入ったS君。
S君は長男ということもあり、
地元の県庁に就職を希望していました。
そのため、地元の大学に入学しました。
自宅からの通学なのでお金もかからず親孝行です。
そのままいけば、公務員試験を受けて
県庁で働いていたことでしょう。
しかし、
大学2年生の時にイギリスに短期留学。
その際、偶然東大生たちと知り合いました。
そして、彼らの知識の広さ、
自分の知らない広い世界があることに
驚き、興味を抱きスイッチが入りました。
方向転換です。
大学4年生ではほとんど授業が無いため
自宅でネット塾をがっちり受け、
たった1年間の勉強で、東大大学院に合格しました。
しかも、経済学部から法学部へ、です。
東大法学部でも就職で挫折する現実とは?
S君、東大では色々な年代のクラスメートが
いることに驚きました。
しかも、医師だった人が法学部に入りなおしていたり、
30歳過ぎている人がいたりインド人がいたり・・
多方面の友達が出来てますます視野や夢が
広がりました。
S君曰く
「勉強は頭の柔軟さが必要です。
それには、普段から勉強に慣れておくことですね。
テストは先生や学校によって出題傾向があるので
過去問からそれを分析すれば当たります。」
だそうです・・
S君、在学中に司法試験も受かりました。
こちらも、過去問を分析したそうです。
しかし、この後待っていたのは挫折です。
東大を出ていても不可能な事とは?
S君、国家公務員になるべく実態を調べ上げました。
すると、省庁に入るためには東大卒は当たり前
しかし、出世できるのはほとんど○○高校卒業者・・
S君は生まれ変わって高校入試からやり直さないと
省庁での出世はかなり難しいことを知ってしまいました。
東大を卒業して司法試験に受かっても
高校で学閥が決まってしまう・・
S君、方向を変え、スタンフォード大学へ行きました。
アグネスチャンが卒業したアメリカの大学です。
国際弁護士を目指すそうです。
スタンフォード大学は勉強したい学生には
すごく学費が優遇されるそうです。
S君は勉強することで、どんどん世界が広がり
道が変わっていきました。
この先、どこに着地するか楽しみです。
ちなみにご両親は普通の人。
子供のころから一度も
「勉強しなさい」
と言ったことが無いそうです。
勉強が役立った実例その2
DVで子供を抱えて離婚した友達。
0歳を過ぎてなにも資格のない女の就職は
大した給料がもらえません。
しかし、彼女は有名大学の建築科卒。
なにを聞いても知っています。
東京育ちなのに、鹿の鳴き声から
ローマ帝国滅亡の過程まで、
あらゆることを知っています。
学校の勉強に自信があったのでしょう、
家庭教師を始めました。
全教科、小学生から高校生まで対応できます。
生徒が増えすぎたため、2年ほどで資金をため
塾を開業しました。
今では講師を雇うほどに。
一人息子も大学を卒業、
女手一つでも学校で勉強してきた知識が
見事に役立った例です。
有名高校の授業が成り立たない現実
勉強は塾でできてしまいます。
学校の授業では眠っていたり内職をしていたり、
ひどい場合は宿題をお金で業者にやらせ
その時間は塾に行く・・
これは都内の有名進学高校の実話です。
東大に入るために優先させるのは
学校の授業より塾の授業なのです。
学校の先生はそれがわかっているので
生徒が眠っていても起こさない・・
変な実態です。
子どもから「勉強は無意味!」と言われたら
「勉強しても将来役に立たないことって意味ないから
勉強したくない」
私自身、数学が苦手だったので、
このように思いました。
だからわかるのですが、
こういうことを言う場合は
「自分が勉強をしたくない、または成績が悪いから
勉強をしなくても良い理由を正当化するため」
なのです。
確かにそのとおりなのです。
そのような場合の返答としては
具体的にどのような場合に勉強してきたことが
役に立つかを説明することです。
説明しやすいのは英語ですね。
このさき、英語が話せるのは当たり前、
もう一か国語話せる人はどんどん増えるでしょう。
欧州の教育はどこの国に行っても働けるようにと
語学教育が熱心です。
オーストリアなどは高校卒業までに
なんと4か国語を習得します。
4か国語も話せたら、どこに行くのも不自由ありませんよね。
世界中に友達もできるしどんなに素晴らしいでしょう。
羨ましい限りです。
知識は生活を豊かにします。
「学生時代にちゃんと勉強しておくこと」
時間は戻りません。
学生時代に勉強しておくと
大人になってから、本当に役に立つので、
勉強をしておいた方が良いですよ!