予習に復習、テスト勉強に宿題



さて、成績を上げるためには
どれが一番大切だと思いますか?



ズバリ
復習なんです!


復習はきちんとすれば確実に成績アップする!



理由は
復習をすることで脳が記憶するからです。


授業で1回切りでは到底覚えられません。



家で授業の復習をしてみることで
今日の内容を思い出し、
思い出すことで記憶できるのです。



復習無くして成績のアップはあり得ません。


忘れない方法!




忘れないためには

今日復習する

明日も復習する

一週間後も復習する

テスト前にも復習する




こんなんやってられませ~ん!



そりゃあ、何度もやればやるほど覚えるでしょう。



しかし、量も増えていくのにこのやり方だと
エンドレスどころか底なし沼・・・


東大法科大学院現役学生に聞きました。


私 「記憶力はどうすれば上げることができる?」


東大生 「短期記憶と長期記憶では勉強の仕方は違います」



彼がエビングハウスの話を始めました。



受験生は知っているかもしれない忘却曲線

 
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの
発表した「エビングハウスの忘却曲線」



これ知ると愕然とします。



人は何か新しいことを学んだとき
脳は


20分後には42%忘れる
1時間後には56%忘れる
9時間後には64%忘れる
1日後には67%忘れる
2日後には72%忘れる
6日後には75%忘れる
31日後には79%忘れる




ということは英単語を100個頑張って覚えても
1か月後には21個しか覚えていない!




勉強する気が消滅します。

1.何かを学ぶ時、その知識があなたにとって意味のものであったり重要なものであったりした場合、暗記は楽である。逆にその内容があなたにとって意味のないものであれば、すぐ忘れる。
2.学習に時間をかけると、吸収できる情報量も増える
3.一度目の学習より二度目以降の学習の方が簡単になる。復習を重ねるごとに忘れにくくなる。
4.一度にたくさん学ぶよりも、時間をかけて何度かに分けて学んだ方が、学習効率は上がる。
5.学んだ直後から物忘れは始まる。最初は一気に忘れ、次第にゆっくりと忘れるようになる。

1番。つまり、個人的に興味があることは
覚えていられるけれど、
興味がないことはすぐ忘れるってこと
。。。当たり前ですよね。


2番。時間をかけて勉強すればその量も増えるということ。


3番。これも当たり前。わかってます。


4番。はい。一度に英単語20個は
覚えられなくても2個だったらすぐに覚えられます。


5番。ちょっとわかりにくい。
直ちに忘れてしまうのに、
だんだん忘れる速度が遅くなるって?


どう復習したら知識をしっかりと定着させられるでしょうか。

こちらはカナダのウオータールー大学の研究結果です。



黒い線は記憶です。



初日は新しいことを覚えた日。


この時点では100%の記憶です。



そのまま復習しないでいると
黒い線は急降下してしまいます。


こちらはエビングハウスの忘却曲線です。



ところが
黄色い線は記憶を保つための復習の
最適なタイミングを表しています。


この図からわかること




初めての記憶から2日後に10分間
一週間後に5分間
30日後に2分から4分復習することで
記憶は定着したままなのです。




この方法は受験や定期テストに役立ちますね。



先述の東大生も言っています。


「長期記憶は何度も復習することです」



東大生だから、頭がいいから、ではありません。


しっかり勉強しています。


暇さえあれば図書館に入り浸って勉強しています。



彼曰く


「勉強とは知らないことを知る、とても楽しいことです」



この境地に行けばいくらでも勉強は苦にならないはず。


彼は試験はいつでも楽しんでいました。



塾の類は全く行っていません。



過去問を分析して出題の傾向を
徹底的に調べ分析することが快感だそうです。



常に試験ではその方法をとり、
当たると快感、とも・・
ほとんど当たるそうです。



どんなに面倒でも復習だけは欠かさずやってください。


まとめ




復習をしないのは、
忘れてしまっていることがわかって
がっかりするのがイヤだからです。




しかし、
エビングハウスが数値化してくれたように
人間は忘れてしまう生き物なのです。



忘れてもしょうがないのです。



同時に、復習を効率的にすれば
長期記憶も可能だということがわかりました。

復習のタイミングは
1日以内に10分
1週間以内に5分
1か月以内に2~4分

この復習のやり方で勉強し記憶の定着を図りましょう。