以前に”子ほめ教育”が流行しました。
子供はほめて伸ばす、という教育です。
しかし、反抗期の中高校生、勉強しないのに
どうやって褒めろというのでしょう。
とはいえ、
親の一言で成績はぐっと違ってくるのをご存知ですか?
ここでは、成績を上げる子供の褒め方をご説明します。
子供の親への不満第1位は!
進学塾で中学生にアンケートを取りました。
勉強での不満悩みの第1位はダントツで
「親が褒めてくれない事」
でした。
一方
親へのアンケートでは3割の親が
「褒め方がわからない」
または
「褒めたことが無い」という悩みでした。
”子ほめ教育”
子供をほめなくちゃ、と親は思っています。
でもどこをどうやっていつ褒めたらいいのでしょうか。
子供のほめ方には
子供を伸ばすものとダメにする褒め方があります。
⇒子供って、親次第なんです。
成績のいい子の親のほめ方とは?
⇒成績のいい子の勉強方法とは?
成績がいい子は褒めやすくていいですよね。
成績の悪い子は
得てして日常的な態度からして反抗的です。
ですから、親としてはイライラします。
部屋は汚い、なかなか勉強しない、帰宅時間は遅い・・
褒めるよりも先に怒りたいことばかりが先立ちます。
親は褒めることを忘れ、感情的に怒ってしまいます。
その気持ちもよ~くわかります!
しかし、落ち着いて、子供の成績を上げるためと思い
なんとか褒める方向に転換しましょう。
⇒無理強いしないで勉強をやる気にさせる方法とは?
学力が上がる魔法の褒め方とは?
子供の成績を左右する親の一言があります!
ここで問題です。
テストでいい点数を取ってきたとき
A:「よくできたね」
B:「よく頑張ったね」
あなたはどちらを言いますか?
Bが正解です。
Aの言い方は、たまたまできた、という意味が含まれます。
今までの努力の結果という具体性はありません。
したがって、次も頑張ろうという意欲には
つながらないのです。
Bの場合。
頑張った結果が良かった。
頑張った結果の努力をほめてもらえた。
努力したことを認めてくれて嬉しい。
この喜びと自信が次につながっていきます。
そして成績もアップするのです。
絶対にNGな褒め方とは?
テストでいい点数を取ってきても
やる気をなくす危険な褒め方があるのです。
それは
「頭がいいわね」
頭がいいということは、一見褒めているようですが
それは子供の能力をほめていて、
努力は褒めてはいません。
褒める意味の重要性とは、褒めることによって
勉強の意欲を増すことにあります。
頭が良くて能力がある⇒勉強しなくてもできる
と安易に勘違いします。
親の言葉で成績が下がる要注意の一言とは?
テストで悪い成績を取ってきた時こそ
注意が必要です!
もちろん怒っては逆効果です!
しかし
褒めることばかりに頭がいって、
悪い点数でも間違った声掛けで褒めてはいけません!
林先生が最も心酔する教師の中室牧子先生によると
(慶応大学湘南藤沢キャンパス准教授)
「女の子は数学が苦手だからできなくてもしょうがないよ」
「男の子は国語が苦手だからできなくてもしょうがないよ」
このような先入観からの慰めは絶対にNGだそうです。
諦め、ネガティブですね。
女の子だから数学が出来なくてもしょうがない、
男の子だから国語が出来なくてもしょうがない、と
勉強の意欲を妨げます。
結果、成績は下がってしまうのです。
頑張る気持ちにさせる褒め方を知っていますか?
ただ、何でもかんでも褒めてしまうことは
危険があります!
もし、お子さんがテストで60点をとってきたら
どうしますか?
前回のテストより点数が上がっていたら、
まずは「頑張ったね」と褒めましょう。
この時、60点、という点数に目を向けるのではなく、
本人の努力を認めることが肝心なのです。
このことで、子供は自信がつき、
次回も「もっと頑張ろう」という意欲が湧くのです。
正しい褒め方は子供の成績をアップします。
反面、間違った褒め方は成績を下げてしまいます。
子供の能力ではなく、
努力をほめる、ということを意識してください。
子供の成績を上げるも下げるも親のほめ方が大変重要です。